
2022年5月27日
by tachibanaGallery
閉店のお知らせ
夕方がいつまでも明るくて、初夏は夕暮れが楽しい季節です。田園調布は、駅前エリアに電柱がないので、空がきれいに見えるのですが、この季節の夕焼け空は格別です。
本日は、急なお知らせをしなければなりません。
1999年3月にこの田園調布でスタートした器・ギャラリーたち花ですが、諸般の事情により、5月末にてギャラリーを閉店することになりました。
永きにわたりご愛顧いただきました皆さまには、心より御礼申し上げます。
「現代陶芸作家の作品との出会いを楽しんで頂きたい」との思いで、個展、常設展を続けてまいりました。日々作陶に精進する作家たちとは二人三脚のつもりでお客様に現代陶芸の魅力をお伝えし、お客様とは使うこと楽しむことの対話を重ね、喜んでいただけたり、逆にお客様から教えていただいたり・・・
そんな風にしてたくさんのお客様、作家、作品と巡り合いました。たち花は、様々な出会いの場でもあったと思います。
始まりがあれば終わりがある・・・それは自然の摂理。名残惜しいけれど、 故 内田繁氏デザインのこの美しい空間で過ごした豊かな時間を思い出しながら、たち花の幕を下ろしたいと思います。
これまでたち花を見守ってくださったお客様、作家の皆さん、お世話になった皆さんに、重ねて深く御礼申し上げます。
これからも皆々さまの毎日が、美しさと遊び心と共にあって、お健やかでありますように。
最後までたち花だよりをお読みいただき、ありがとうございました。
2022年5月
器・ギャラリーたち花 二代目ディレクター
たち花だより担当:荒川陽子
