中里浩子展―Bloom―4日目

今日も外は曇り空ですが、中里さんの作品は独特の雰囲気があって、こんな落ち着いた空気がぴったり合う気がします。長くギャラリーで仕事をして来ると、作品と共に目の前に見えているものだけじゃなく、気配のようなものを感じることが自然になります。

  

気配は、言葉でうまく表現できないし目にもみえないし、ましては数字で合理的に表せないものです。今に至る時間、人や物との交流、素材や制作過程、そして作家の人生までのあらゆるものがミックスして生まれた空気のようなもの。展覧会ではさらに、その時たまたま居合わせた人々の何かまでが加わって、作品とその場の気配となっているのでしょう。もちろん中心点は作品です。考えたら、個展って、すごいものですね!

・・・さてさておしゃべりはこの辺にして、今日も中里浩子さんのオブジェとうつわをご紹介しますね。

  

bloom 26,0×25,5x高21,0cm  132,000円(税込)


  

boom 3 19,0×34,0x高43,0cm  132,000円(税込)


  

bloom 12 26,0×23,0x高40,5cm  121,000円(税込)


  



  

オブジェの楽しみ方を書いてきましたが、 彫刻好きの私の楽しみ方を今日はひとこと書いてみます。

私が中里さんのオブジェを見る時、まず立体そのもののかたちを見て、釉薬の表情を見て、それから作品の周囲の空間を見ています。 空間は普段、目に見えないように思っていますが、物体があることで空間が見えてきます。

作品によって周りの空間がどんな様相になるか、それを見たり感じたりしながら作品を鑑賞します。作品そのものから伝わる作者の思いやコンセプトと共に、作品の存在がその場所にどんなふうに響いているか、そこを見るのが面白いところだなぁと思います。

小さなオブジェは、自室に置いた時、どうかな?と空想しながら。実際、気に入った作品を持ち帰って部屋に置いた時、ニヤッとしてしまうこともあれば、しばらくしてからその作品の存在に目がとまり、ヨシヨシ・・・とあらためて自分の目に狂いがなかったことが嬉しくなることもあり、うつわだけでなくオブジェと暮らすことは、なかなかに楽しいと思っています。

たち花は、現代陶芸の中でも器とオブジェを制作している作家の方々を中心にご紹介してきました。作家の創るものが生活空間に自然にあって、私たちの暮らしを豊かにするということを実感しながら作品作家をご紹介し、お伝えしています。

   

陶筥 2 11,5×10,0x高9,5cm  16,500円(税込)  


   

現代陶芸のうつわは、自由に使えるところが楽しいのです。

お客様から「これは何に使うのですか?」と尋ねられることがしばしばあります。ふたものは、たとえば、上の写真のようにチョコレートやボンボンを入れて玄関に置いておく。いつも荷物を届けてくれる宅急便のお兄さんに、サインと一緒に感謝と労いのひと粒を。ちょっとしたコミュニケーションが、毎日を楽しくします。

   

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中里浩子展―Bloom― 

2022年5月14日(土)~21日(土)

11:00-18:30(最終日は17:00) 会期中無休

*作家在廊日:5/14.15.16.19.20.21