
お茶をどうぞ~若林さんの角皿
今日は、お天気が良いので、午前中は赤坂見附のホテルニューオータニにある、現代陶芸寛土里で開催中の「川崎毅展」に行ってきました。川崎さんの遊び心あふれる匣がたくさん出ていました。展覧会は、10月10日(月祝)までです。
さて、そして田園調布に戻って来ると、ここはやはり住宅街。とても空気がゆったりしてのんびり。
都心とは違います。
たち花は1999年にスタートしたので、気づけばなかなかの年月が経っています。
田園調布との長いお付き合いで感じるのは、この町だからのお客様との出会いや会話ができること。
先日、初めていらして下さったマダムとは、ちょっと先の駅にある不思議な古本屋さんのおはなしや、
お友達のデザイナーが突然ヒマラヤに登ったおはなしや、もちろん器の話やらと、人生の先輩との豊かなひとときでした。
「思いをかたちに、しているのね、陶芸の作家さんたちは。」
とおっしゃっていましたが、まさにその通りですね。
そして、浮世離れしているわよね、ふふふと笑っていらっしゃいました。
来週から展覧会の若林さんは、浮世離れしているかもしれません。
おしゃれだし、ユーモアがあって、まじめでかわいらしい女性ですが、
奥の奥の方にとてもピュアなものが光っています。
それは「浮世」に手が届かない場所のような気がします。
こんな角皿を私は以前から使っています。
上にのっているのは、成城学園前駅前で買った、おいもさんという名の和菓子。
日本茶はもちろんですがコーヒー紅茶、なんでも合います。
若林さんのうつわも、和洋なんでも似合う。
お客さま用に使うだけではなく、
かなりおばあさん(笑)になった我が母が、ひとりでいても楽しくおやつをいただけるように、
色のきれいな和恵さんのお皿でお茶を楽しんでもらっています。
まさにおイモの風情ですね。シナモンまみれ(ニッキっていった方がおいしそう)
バターの香りがふっとします。
これは、おまけ。
角皿の裏には和恵さんの和。
銘がかわいい。
来週からの展覧会が楽しみです。
田園調布は、都心から遠いと思っていらっしゃる方が多いのですが、
アクセスがとてもよくて、渋谷や目黒から電車で15分以内です。
渋谷や目黒はその先が地下鉄で東京の中心を通り、横浜から埼玉県方向まで繋がっています。
おまけにたち花は駅から、あっという間の徒歩2分!
さて、小さな町ですが田園調布のことも、これからこちらのブログでご紹介していきますね。
若林さんの展覧会にいらっしゃったら、町のお散歩も!