中里浩子さんのうつわ

 

3月に「お茶を楽しむうつわ展」をしてから、あっという間の5月。あらためて時の速さにびっくりしています。一日1ブログ!を心に誓ったのに、すでに挫折。・・・としょんぼりしていても仕方ない。むやみに誓ったりすると自縄自縛になるから、さらっと流してまた始めましょう。このさわやかな新緑の季節、湿気もなく風は穏やか。

 

今日は中里浩子さんのうつわをご紹介します。

 

 

中里浩子

黄色い皿  16,0×14,0x3,0(高)cm  8,640円(税込)

 

 

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中里さんは、陶芸でもうつわというよりオブジェの発想で花器や茶碗などを作っている作家です。

植物を連想させるフォルムや模様が有機的で、いきもののような不思議な存在感。

このお皿は、釉薬の面白さに魅かれます。

 

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写真では少しわかりにくいですが、レモンイエローの地に、

ブルグレー、白、淡いパープル、そして結晶のようなモスグリーン・・・

という複雑な色と形を楽しむことができます。自然界の動きをのぞいているよう。

 

 

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裏側はこんなレモンイエロー

 

このお皿は、お惣菜でもケーキでもなんでも受け止めてくれます。

この釉薬のシリーズでは、ボウルや湯のみなどがありましたが、

どれも使っていると愛着がわき、使い勝手もとてもよいです。

 

 

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ふたもの  径12,0cm 高11,0cm(ふたの上部まで)  21,600円(税込)

 

 

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上かたらみたところ

 

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中の釉薬の表情には、ニュアンスがあります。

 

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このふたものは、3月の「お茶を楽しむうつわ展」の時に出品していただきました。

ふたものを作ってくださいとお願いした時のイメージは、

お留守番の誰かにおやつを置いていくという想定。

 

お皿におやつをのせてラップをかけてある、の図、より、

ふたものの中からおいしそうにおやつが登場、の図、の方が、

豊かな感じがするので、そのイメージでお願いします、とお話しました。

 

そして、中里さんからは花や貝のようなフォルムのふたものが届きました。

どれも、きちんと仕上がっていながら、どこか柔らかく、力が抜けた雰囲気があって魅力的でした。

おやつをいれても良いけれど、オードヴルやアクセサリーや、いろいろ自由に発想できるふたものでした。

 

 

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陶芸の世界は奥深く幅広いです。

新しい作家に出会うたびに、私たちも勉強し、世界が広がります。

伝統の中に革新をどう取り入れるかに身を削る作家もいるし、陶を素材として自由な表現に挑む作家もいます。

そして日々の暮らしを優しく色どり、一番身近なところで人々を幸せにしたり、作用するうつわを作る作家たちも。

ただ、

 

「つくったものにはその人が出る」

 

それはいつでも変わらない気がします。