もうすぐ節分、如月二月。

 

今日の東京は冷たい風が強く吹いていました。でも、どこか春の気配がするから不思議です。太陽の光や空の表情。「一番寒いのはこれからなのにね」と友人と話しました。それでもあちらこちらで梅の花が咲き始め、季節は春へと進んでいます。皆さんはどんな日々を過ごしていらっしゃるでしょうか。これだけ空気が乾燥していると、インフルエンザや風邪が我がもの顔で大威張り、とどこかで読みました。御用心、ご用心。

 

 

さて、たち花は3月の20年記念の展覧会の準備をしながら、あれこれお店の中を整えています。

お店の中からお届けするのは、

 

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今泉毅さんの青瓷花入れ  64,800円(税込)

 

うすい空色がとても美しい花入れです。

すがたカタチもすっきり。

今泉さんの作品は、形が奇をてらったものではないし、

青瓷という伝統的なやきものですが、

見れば見るほど、今泉さんだなぁと思わせる佇まいがあります。

 

ギャラリーサイドは、オブジェ的な作品を主に展示しています。

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竹内紘三さんの黒花器  129,600円(税込)

 

これは花器ですが、オブジェに花も入れられる、というバランス。

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こんな風に。蓋を閉めれば、オブジェそのもの。

 

竹内さんにはしばらく展覧会をしていただいていませんが、

あちらこちらでご活躍中。

3月の20年記念の時には、最近のうつわが届く予定です。

 

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奥田武彦さんの花器  54,000円(税込)

 

奥田さんが作るものは、まずは手触り肌触りが面白い。

うねりながら天にむかって立ち昇っていくような動きのあるフォルムが魅力。

迫力がありつつ、どこか品がいい。

この黄色いラナンキュラスは、花びらが蝋細工のように光沢があります。

花器の乾いた質感と好対照。

 

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下和弘さんの花器  54,000円(税込)

 

下さんのこの花器は、ひそかな私のお気に入りです。

このふくらみ具合が絶妙。そして質感も。

下さんのカラフルな色絵のカップやポットとはずいぶん違う印象でしょう?

誰が作ったのか?と思うような意外な感じもしますが、

そこが下さんの奥深さ。謎の人物ですよ(笑)

後ろにかけた版画は、ギリシャの画家アレコス・ファシアノスの作品。

からりとした風が吹いてくるような作風と下さんのうつわがぴったり合います。

 

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Kaoru さんの鎬花器  129,600円(税込)

 

Kaoru さんは、なんとも有機的なフォルムを作り出すんですね。

この鎬の花器もそうですが、近作は一見オブジェのようで、

見る側に想像力を発動させるエネルギーを秘めています。

 

今日は解説めいたことを書いてみましたが、

たち花は、オブジェを作る現代陶芸の作家たちを中心にここまで歩んできました。

美術品としてながめるだけでなく、使って楽しめる現代陶芸のおもしろさも、

僭越ながら私の感覚でとらえながら、時々お伝えしていきたいと思っています。